(地独)山口県産業技術センターさん,薬仙石灰(株)さんと、弊社が共同で開発した
カルシウム系材料の着色剤を、共同で『エコプロダクツ2013』に出展しました。
会期:2013年12月12日(木)~14日(土)
場所:東京ビッグサイト[東1~6ホール]
内容:廃トナーを利用した顔料
・展示会についての情報は こちらのページ をご覧下さい。
・出展内容は、 (地独)山口県産業技術センターさんと、 三笠産業(株) の
各出展者情報紹介ページをご覧下さい。
《パネル展示の内容》
概略
プリンターから回収した廃トナーを原料として、カルシウムが主成分の
耐アルカリ性・親水性皮膜で覆った着色顔料を開発しました。
背景
一般的な着色剤には色素が用いられていますが、基材と着色剤との比重差や
水への溶解性によって、色むらや色飛びが発生していました。さらに、着色後の
時間経過による退色が問題となっていました。
特徴
この着色剤では、ポリエステルやスチレン樹脂の中に色素が分散していますが、
その表面は退色の原因となる水を遮断することができる皮膜に覆われています。
このため、長期間に亘り退色が起こりません。
また、約10μmの粒子を任意に混合することにより、多彩な色を再現する
ことも可能です。
応用
この着色剤は、漆喰やセメント,石膏等のカルシウム硬化体の着色に使用
することができます。今回はその応用として、カラー漆喰を作製しました。
※この漆喰着色剤については、(地独)山口県産業技術センターさん,薬仙石灰(株)
さんと、三笠産業(株)が共同で特許を出願しています。
展示内容の一例